群馬や栃木など８県の水産物を輸入禁止にしている韓国に、日本は禁輸措置撤廃を要求するも、やはり協議は決裂

その絶妙な時期と規制内容からして、放射能汚染不安を煽って東京オリンピック開催阻止を企図したとしか判断せざるを得ない、韓国による日本産水産物の輸入禁止措置。

これをどう打開していくかということで、二国間で協議をしたわけですが、協議は不調に終わったということです。

（画像引用：産経ニュース　「日本糾弾する」　ソウルの日本大使館前で抗議　水産物絡むＷＴＯ提訴で　2015.5.22 13:32　記事より）
[垂れ幕の文字]（翻訳）
放射能汚染 水産物 輸入 強要する日…
　主催：　市民放射能監視センター、労働環境健康研究所、トゥレ(ドゥレ)生協、…
　　　　　チャイルド・セイブ、韓国YWCA連合会、ハンサリム連合、…

興味のあるかたは、どういった団体であるのか、日本語で検索してください。韓国の左派団体だと思われます。

日韓２国間協議が決裂し、今後はWTO強制解決の手続きへと移る　

朝鮮日報　日本語版
日本産水産物の輸入規制、WTO強制解決手続きへ　　　　　2015/06/27 07:35

　2011年の福島原発事故後、韓国政府が実施している日本産水産物輸入規制措置で、韓日政府間による2国間協議が決裂した。これにより、両国は今後、「貿易紛争裁判所」にあたる世界貿易機関（WTO）紛争処理小委員会（パネル）を通じ、強制解決手続きを踏むことになった。

 (中略)　
日本側は「韓国の水産物輸入禁止措置はWTO食品・動植物衛生検疫（SPS）協定に合致していないので、早期に輸入規制を解除しなければならない」要求した。韓国政府関係者は「韓国側は水産物輸入禁止がWTO協定に合致すると明らかにし、さらに日本の原発管理状況や危険性について質疑した」と述べた。

　韓国政府は、日本産水産物の安全性問題が取りざたされたことから、2013年9月に福島など8県の水産物を全面輸入禁止にした。これに対して日本政府は先月21日、WTO紛争解決手続開始を要求したため、今回の2国間協議が開催された。

産経ニュース
日韓、ＷＴＯで協議　水産物の輸入規制めぐり　　　2015.6.24 19:17

　東京電力福島第１原発事故を理由に、韓国が日本からの水産物輸入の規制を強化している問題で、日韓両政府は２４日、世界貿易機関（ＷＴＯ）協定に基づく２国間協議をジュネーブのＷＴＯ本部で開いた。

(中略)　

　韓国は福島県など８県の全水産物の輸入を禁止しており、日本は「輸入規制には科学的根拠がなく不当な差別だ」として撤廃を要求してきた。韓国は「規制は国民の安全を考慮した措置だ」と反論していた。（共同）

東北地方の海産物は、加工品原料として日本全国に流通しているはず

海産物など全く採れない内陸県の産品まで輸入禁止措置にしているわけですから、それも含めて、理不尽な措置です。

そもそも東北地方の海から採取されたものであっても、それは原料として、日本全国各地に移動して、そこで加工されているわけですから、東北地方や東京近県のものだけを規制しても意味がありません。

対日政策で弱腰の姿勢は決して見せられないパク・クネ政権である上に、韓国人は、放射性物質拡散で東日本は実は居住に適さなくなっているなどと、本気で認識していたりするくらいですから、輸入規制を解除するなど、国民の反発をおそれて間違ってもできないことです。

日本国内の左派勢力がおしなべて親韓派で反原発ですから、その発信に影響されることもあって、福島原発問題に関しては、現地メディアを含めて、韓国国民は間違った認識を持ちやすいのかもしれません。

数年後に福島の子供に甲状腺がんが多発するなどずいぶんと聞かされたものですが、2011年からすでに4年、一体どうなっているのでしょうか。しかし、同じ国内に住む日本人ならばともかく、海の向こうの外国人が不安に思ってしまうのは、これはしょうがないのかなという気はします。

韓国国内の原発事故も気がかりではあります。古里(コリ)原発でいろいろとトラブルが起きているようですが、それが軽微なものであると言われても、やはり、日本人としては信用なりません。

■ 記事後記

反原発のひとたちのメンタリティについては、正直よく分かりません。原子力発電所を国民が厳しい目で見守っていく必要があるというのは理解できます。

（更新：2015.06.28）（更新：2015.07.06）

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