韓国産食品ウォッチ!こりあの食卓

キムチの国の食事情・・・韓国産食品の安全性と危険性を考える

【韓国MERS中東呼吸器症候群】Q:韓国産食品を食べてマーズに感染する危険性は、考えられますか?

 

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韓国の保健福祉部と疾病管理本部による、国民を啓蒙するサイト「マーズ(MERS)」 

 

 

とうとう韓国内で、複数の日本人が隔離対象者となりました(6月15日付け報道)。

 

韓国産食品を食べると、万が一にでもMERSに感染するという危険性はありうるのでしょうか。飛沫感染(ひまつかんせん)や接触感染であろうということは、すでに知られていることでしょうが、食品がコロナウイルスを媒介するということはあるのか、不安をいだくかたも少なくないと思われます。

 

 

レコードチャイナ 
「韓国人の入国を禁止」、日本人ネットユーザーの主張に韓国人が猛反発―中国メディア   配信日時:2015年6月13日(土) 3時21分

韓国での感染拡大は、日本のメディアに大々的に取り上げられ、それによって日本人はかなり憂慮の念を抱いた。ネットでは「日本に入国しようとする韓国人患者は、日本人にウイルスを感染させれば英雄になれる」「韓国産キャベツを売る大型小売店がある。日本市場に出回っているサラダにくれぐれもご注意を」など書かれ、そのほぼ全てが、韓国を嘲笑するような内容だった。

 

それでは、厚生労働省はどのようなアナウンスをしているでしょうか。以下に、厚生労働省ウェブサイトから、食品に関する記述がなされている部分を紹介してみましょう。詳細はあらためて厚生労働省サイトでご確認ください。

 

厚生労働省「中東呼吸器症候群(MERS)に関するQ&A」による説明

 

厚生労働省ウェブサイト 中東呼吸器症候群(MERS)に関するQ&A(第4版 平成27年6月25日作成)  * WHO(世界保健機関)が作成した資料等に基づき解説したもの

問5 どのようにしてMERSに感染するのですか?

答 人がどのようにしてMERSに感染するかは、まだ正確には分かっていません。2015年5月以降韓国で患者が発生していますが、多くが、韓国内の病院での院内感染によるものであると考えられています。

患者から分離されたMERSコロナウイルスと同じウイルスが、中東のヒトコブラクダから分離されていることなどから、ヒトコブラクダがMERSウイルスの保有動物であるとされており、感染源の一つとして疑われています。

日本国内のヒトコブラクダを調査した限りではMERSコロナウイルスを保有している個体は確認されていません。一方、患者の中には動物との接触歴がない人も多く含まれています。

家族間や、医療機関における患者間、患者-医療従事者間など、濃厚接触者間での感染も報告されています。主に、飛沫感染(咳やくしゃみなどによる)又は接触感染による感染であると考えられています。

 

MERSがどのように感染するかについては、正確なところはまだ分からないようですが、主に飛沫や接触による感染だと考えられるので、感染のおそれがある人や、ラクダなどの動物との接触することを避ける必要があるということです。

 

厚生労働省「中東呼吸器症候群(MERS)に関するQ&A」で食品に言及している箇所

 

以下のように、食品に対する言及がなされています。

問8 中東地域等、MERS患者の発生が報告されている地域に旅行する場合に注意することはなんでしょうか?

答 
(前略) 現地では、こまめに手を洗う、加熱が不十分な食品(未殺菌の乳や生肉など)や不衛生な状況で調理された料理をさけ、果物、野菜は食べる前によく洗う、といった一般的な衛生対策を心がけてください。

咳やくしゃみの症状がある人や、動物(ラクダを含む)との接触は可能な限り避けましょう。(後略)

 

これが、中東地域を想定して、ラクダによって汚染されている食品がありうるということを指摘しているのであれば、韓国には野生のラクダはいないので、そもそも食品汚染の可能性は考えにくいということになります。

 

その他に、「中東呼吸器症候群(MERS)に関するQ&A」が、食品について言及している部分は特にありませんでした。

しかし、食品については、さほど心配するに及ばないということになっても、不特定多数が来店する飲食店では、別途、注意を払うべきであるということは言うまでもありません。

 

*厚生労働省のウェブサイトと同様の資料は、国立感染症研究所サイト『新型コロナウイルスに関するよくあるご質問 2013年5月13日更新版』(世界保健機関(WHO)がリリースしたものの邦訳)などでも閲覧できます。 

 

 

韓国でもふだんの食生活に対する指導はなされていない(ラクダ由来製品は除く)

 

なお、韓国の保健福祉部・疾病管理本部が、国民向けに発信している「マーズ(MERS)」という特設サイト(上掲画像)でも、「一般人留意事項」とある項目に、生活上の注意事項が記述されていますが、食品摂取のついての言及は特にありませんでした。

 

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(更新:2015.06.16) (更新:2015.07.04)

 

 

 

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