韓国輸出食品の優等生野菜、悪い話はあまり聞かない韓国産パプリカ ・・・ 2014.01~2015.05の国内報道などを概観
赤や黄色など、いろどりの良さもあって、市販の弁当やマリネやピクルスなどの惣菜、またサラダに生でよく入っているのを見かけるパプリカ。レシピもずいぶん増えました。
このパプリカも、国内ではなく韓国で栽培されたもののほうが多く流通しています。
韓国産パプリカは、輸出品目として成功するための長期戦略があった上で、日本に浸透するべく浸透したという印象があります。
生産管理もしっかりしているのか、日本国内で「国産」に産地偽装されているのが報道されるくらいで、2014年以降の報道については韓国産パプリカ自体の関連不祥事は目にしません。
その点、たとえば、濁り酒マッコリのように、韓国内で一時ブームになったものを、日本国内で一部にあったとされる韓流ブームの風に乗って、ゴリ押ししてみたら短期間それなりに売れたが、今は泣かず飛ばずで怨み節・・・という次元のものとは、相当に色合いが違います。
その分、国内農業としては手ごわいところではあります。
韓国産パプリカの日本への輸出状況は
聯合ニュース 2015/05/19 16:39
【時論】韓国のコメの関税化、農食品の輸出で突破口を(2) | 中央日報 2014年08月21日14時39分
韓国の農産物輸出の代表ランナーはパプリカだ。日本市場で農業強国オランダをはねのけた。事実、韓国のパプリカ農家がオランダとの競争で勝った要因は、オランダの先んじた園芸システムを導入したためだ。ICT(Internet Communication Technology)技術を活用したオランダのガラス温室複合環境制御システムを導入した結果、生産性が非常に高くなった。
韓国、5月の累積農食品輸出額が1.3%減少…円安の影響 | 中央日報
2015年06月09日15時42分
特に、日本輸出の比重が高い部門で輸出が急減した。5月の累積基準によるキムチの輸出規模は3100万ドルで前年比14.7%減となった。バラ、ユリ、菊の輸出規模はそれぞれ前年比50.5%、44%、60.8%急減した。
国家別の5月累積農食品輸出額は日本が4億8900万ドルで昨年同期比10.3%減ったほか、輸出物量も35万6900トンで11.8%減少した。中国は9.1%増加した4億1150万ドル、米国は4.6%増加した2億4490万ドルであることが集計で分かった。
農食品部関係者は「現在の全体輸出金額の21.3%は日本に集中している」とし「パプリカは99%、キムチは90%以上を日本向けに輸出していて、バラや菊、ユリなどの折花類も98%以上を日本に輸出している」としながら「円安の影響で輸出に大きな打撃を受けている」と説明した。
* 2015年1~5月の農食品輸出額:24億7000万ドル(前年同期比1.3%減)。輸出量:141万2700トン(前年比4.9%減) なお、見出しは10.3%が正しいかと。
パプリカ関連の国内報道
農研機構、土壌病害に高抵抗性持つ台木用トウガラシの新品種を育成:日刊工業新聞 2014年12月05日
輸入パプリカ「宮城県産」と偽り販売 豊田通商子会社に行政指導 - 47NEWS(よんななニュース) 2014/08/20 10:34 【中日新聞】
野菜15品目に事実と異なる原産地表示 豊通食料|食品事故情報|食の安全|フーズチャネル 2014年08月19日
(更新:2015.06.23)
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