韓国産食品ウォッチ!こりあの食卓

キムチの国の食事情・・・韓国産食品の安全性と危険性を考える

韓国塩辛チャンジャと寄生虫(アニサキス、ニベリニア) ~ 韓国では1999年に寄生虫エキノリンクス発見で百貨店を摘発している

韓国料理のチャンジャがここ何年かで日本に浸透するにつれて、インターネット上では、寄生虫被害の報告が増えてきています。

 

口の中や唇を、噛まれた、吸い付かれた、刺された、など、表現はさまざまですが、怖ろしい思いをされた日本人が、どうやらたくさんいるようです。

 

健康被害の有無はおいて、心理的な被害は大きなものがあるでしょうし、ひとを誘って会食などをした場合、相手にこの惨禍が起こった場合、人間関係にもひびが入りそうです。「あらかじめ分かっている」ひとが食べるものという気がします。

 

今日は、チャンジャの本場である韓国の古い報道を翻訳して紹介いたします。報道で言及されているのは、アニサキスやニベリニアではなく、エキノリンクスです。

 

 

f:id:aramitama660:20160625235507j:plainエキノリンクス *1
 引用画像 出処:en.wikipedia.org/wiki/Echinorhynchus

 

韓国ソウル市では、17年前に大手百貨店を摘発している

 

大型百貨店の塩辛類から寄生虫、初めての発見 대형백화점 젓갈류서 기생충 첫 발견
記事入力 1999-03-02 10:35  聯合ニュース  URL略 (原文:朝鮮語)

(前略)
ソウル市は、2日、有名デパートや大型食料品店11箇所を対象に、塩辛類(チャンジャ)の衛生取り締まりを実施した結果、全部で7箇所で寄生虫が発見されたと明らかにした。

摘発された営業所は、江南区デチ洞のグランド百貨店、瑞草区バンポ洞のニューコア百貨店、蘆原区ハギェ洞のハンシンコア百貨店、永登浦区永登浦洞4街のキョンバンフィル百貨店、瑞草区良才(ヤンジェ)洞の農協ハナロ・マート良才店、蘆原区チュンギェ洞のイチョンイル・アウレット、瑞草区のバンポ洞ニューコア・スーパー食品などである。

市の関係者は、「今回チャンジャから検出された寄生虫『エキノリンクス』は、赤褐色または黄色で体が細くて長い円筒形で、人体に害を与えるかどうかは医学的に糾明されていなかったが、食品衛生法上の明らかな異物」とし、「摘発された商品を差し押さえて、該当の営業所に対して行政処分を下す方針だ」と明らかにした。

 

 ソウル市のこの姿勢は明快ですね。一方、日本では、行政はどのような対応をしているのでしょうか。消費者の被害報告を受けて、はじめて重い腰を上げて行動するのでしょうか。

 

コンビニやスーパーなどをはじめとして、小売店で普通に販売されているものです。クレームは寄せられていないのでしょうか。まったく来ないということも考えにくいのですが・・・。

 

小売店としては販売するリスクがあまりにも高すぎるようにも思うのですが、販売しなくてはならない事情が何かあるのでしょうか。


なお、チャンジャは水で流して洗ってみると、寄生虫の存在が確認しやすいらしいです。

 

 

 

記事後記

メーカー・小売店には、消費者がいやな思いをすることのないように配慮をお願いしたいです。韓国の食べ物だから、日本人がどうこう言うのはまかりならぬ、ということにはならないはずです。 こりあの食卓 (韓国産食品ウォッチ!) (@aramitama660) | Twitter

 

(記事更新 2016.06.26)

 

 



 

 

*1:Echinorhynchus (エキノリンクス) Wikipedia (en.) 日本語版無し
>Echinorhynchus is a genus of acanthocephalan parasitic worms. They parasitize a wide variety of fishes from both marine and fresh waters. The intermediate host is usually a crustacean.