韓国産食品ウォッチ!こりあの食卓

キムチの国の食事情・・・韓国産食品の安全性と危険性を考える

発酵の真髄を世界に広めた韓国シェフ5人 The World's 50 Best Restaurants

まるで、これまで世界では、韓国人以外は「発酵」という概念をろくに知らなかったかのような、すごい見出しの記事をご紹介します。


「発酵」は朝鮮語では「パルヒョ」と発音する漢字語ですが、近代自然科学の概念の一つであるこの用語は、そもそも日本語なのではないでしょうか。

 

それ以前に、The World's 50 Best Restaurants は、国同士が、その国の料理の優秀性を競ったり、他を啓蒙したりする場でも何でもありません。

 

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from The World's 50 Best Restaurants website (top page)   

 

発酵の真髄を世界に広めた韓国シェフ5人

 

発酵の真髄を世界に広めた韓国シェフ5人
2016年06月17日08時56分  中央日報日本語版  URL略

コチュジャンソースを添えたタコ、細かく刻んだ海苔を絡めて揚げたチーズ、ユッケの味を再現したマカロン--。

韓国料理の枠を広げながらも「発酵の味」の真髄を生かした斬新なメニューがニューヨーカーを引きつけている。今月13日、米国ニューヨークで開かれた世界的な美食イベント「ワールド50ベストレストラン(The World's 50 Best Restaurants)」(以下、「ワールド50」)の公式付帯行事である「コリアNYCディナーズ」(Korea NYC Dinners)でだ。英国メディア会社ウィリアム・リードが主催する「ワールド50」は各国の美食審査委員が世界のレストランを評価して毎年上位50レストランを決める行事だ。
(中略)
世界最高の女性シェフで選ばれたドミニク・クレン氏(サンフランシスコ「Atelier Crenn」シェフ)は「発酵された野菜で作った食の複合性には驚いた。韓国の山を訪れカン氏ともっと話をしてみたい」と好奇心をのぞかせた。
(後略)

 

なかなか勇ましい記事ですが、結局、順位に関しては何も書かれていないので、推して知るべしでしょう。韓国は、オリンピックも金メダル以外は、さして高い評価を得られないそうです。

 そういうお国柄となので、記事中で触れられていないということは、ろくな順位でなかったことになります。

 

実際の順位を The World's 50 Best Restaurants 公式サイトから紹介

以下に、実際の順位を The World's 50 Best Restaurants 公式サイトから紹介します。

 

The World's 50 Best Restaurants 1-50 Korea : 0
The World's 50 Best Restaurants 51-100 Korea : 0

Asia's 50 Best Restaurants 2016

  No.1    Gaggan    Bangkok, Thailand
  No.2   Narisawa   Tokyo, Japan
  No.3   Restaurant André   Singapore

  No.15   Mingles   Seoul, South Korea
  No.22   Jungsik   Seoul, South Korea
  No.50   La Yeon   Seoul, South Korea

  No.30   Le Moût   Taichung, Taiwan (台東、台湾)    www.raw.com.tw/ 
  No.46   Raw         Taipei, Taiwan (台北、台湾)    www.lemout.com/

 

 

アジアベスト50では中華圏が他を圧倒していますが、韓国もその人口からいっても十分に健闘していると思います。

 

重要なことは、The World's 50 Best Restaurants の公式サイトを見ると一目瞭然ですが、とうにボーダレスの世界になっていて、出場国と出場者の民族などとは別になっていることもままある、ということです。

 

中国からの出場者に欧米人と思しき人がいて、また、例えば Asia's 50 Best Restaurants  に選ばれたスリランカのレストラン名が「ニホンバシ」だったりと。「民族の優秀性」にこだわるような世界ではありません。

 

中央日報の記事を読んでいると、何かと誤解してしまいそうな気がします。韓国国内ではこの論調に需要があるのでしょう。

 

こういった序列を競うものに参加して、手段を問わず、自分たちの順位を無理やりにでも上げてしまえば、世界が好意的に迎え入れてくれる発想が背景にあるのかもしれません。

 

もう何年か前の話になることですが、パティシエの世界ナンバーワンを競うコンペで、韓国チームが、日本チームに対して露骨かつ卑劣な妨害をして(撮影が入っ ているのに!)、審査側から叱責を受けていたというニュースがありました。今でもyou-tubeで見られるかもしれません。

 

その手のことが散見されて、どうもあまり好意的に見られませんね。ふだんの行いが行いなので、しかたがないかと。

 

記事後記
順位を見ると、上位にスペインが多いですね。ペルーなどのラテンアメリカ圏も多い。ちなみに日本は、8位、31位、77位、92位、95位が東京・日本。82位が、大阪・日本でした。店名からすると海外で活躍している日本人もいそうです。同様に国名こそ表れなくても、世界で活躍している韓国人もいて不思議ではありません。  韓国産食品ウォッチ!こりあの食卓 (@aramitama660) | Twitter

 

 (記事更新 2016.06.18)