夏の定番野菜ナスにも韓国産があります。韓国、密陽市産茄子を日本に出荷(2015.06.04)
夏の定番野菜である茄子(ナス)。個人で栽培するときも、鉢植えやプランター利用するなどしての育て方も比較的に簡単なので、家庭菜園でも身近な存在となっていますので、外国産ということについては、あまり意識することがないかもしれません。
また、お盆の時期の「精霊馬」(しょうりょううま)で、きゅうりとともに使われる野菜でもありますし、煮浸し(にびたし)、 味噌炒め、田楽、焼きなす、しぎ焼きと料理も
「和」を感じさせるものが多くなっています。
ですが、「和」ではなく「韓」・・・・韓国産なすが日本に出荷されているという話題です。
韓国南部地方から、ナス33トンが日本へと輸出される
ニュース・ウェイ
密陽(ミリャン)市、生鮮農産物「ナス」日本に輸出
入力 : 2015-06-04 20:25 / 修正 : 2015-06-04 20:25 밀양시 신선농산물 ‘가지’ 일본 수출 - 뉴스웨이 (原文:韓国語)
慶南(慶尚南道)密陽市*1で生産されたナスが、6月に入って本格的な輸出の途につく。
今般、輸出されるナスは、密陽市輸出なす作目班(チャクモクバン)*2で生産して、輸出業者を通じて6月~7月中旬まで毎週水曜日5.5トンずつ(550ボックス/10kg)、計33トンほど日本に輸出される。
5月末現在、密陽市の生鮮農産物輸出は、8品目(174トン、1,034百万ウォン)で、これは前年対比(239トン、1,035百万ウォン)、輸出量が小幅減少した側面があるが、輸出の親孝行息子の品目であるパプリカ(73トン、270百万ウォン)、新マツタケ(37トン、149百万ウォン)、えごまの葉(20トン、128百万ウォン)などは、輸出量および金額が増加している実情である。
密陽市関係者は、「今年は世界的な景気低迷によって消費が全般的に萎縮して、円安で対日輸出依存度が高い生鮮農産物輸出農家の実質所得減少で、農家所得に不利な側面もあるが、海外市場では価格競争力の確保が何より重要である。」と明らかにした。
(中略)
密陽市では去年にパプリカ、甘柿など生鮮農産物690トンを輸出して23億ウォンの輸出実績をあげたことがあり、生鮮農産物の輸出が毎年増加している趨勢である。
輸出に活路を見出そうとする韓国農業
中央日報 日本語版
日本へ向かう韓国農産物…ナス・梨など輸入市場シェア100% 2007年03月20日18時56分
「農家も輸出をしなければ生き残れない」。20年以上もバラを裁培してきたアン・ヨンダルさん(65、慶尚北道金海市)の声には覚悟が感じられる。
「近いうちに中国産が押し寄せてくる。 農業も生き残るには‘サンドイッチ状況’から抜け出さなければならない」。
アンさんは昨年から米国にバラを輸出し始めた。 ノイバラとバラを交配して一般のバラより丈夫で長い‘スプレーバラ’を開発したからだ。 長さは普通のバラより10センチ以上長いため、1本当たり50ウォンほど高く売れる。 日本を行き来しながら体得した秘法のおかげだ。 (後略)
他の記事内容
✓ 梨農家「牙山園芸営農組合」:2001年からアメリカ輸出。2003年から台湾輸出。2001年に100トンだった輸出量は、2006年は1200トン。
✓ 2006年、キュウリ・ナス・ピーマンが、日本輸入市場シェア100%を記録。輸入シェア1位は、他にユリ・バラ・パプリカ・スイカ・梨の5種。花き類輸出は2006年8077トン(10年前に比べて21倍増)。
>日本を行き来しながら体得した秘法のおかげだ。
とてつもなく不審なものを感じますが・・・。
韓国農業も、中国産野菜に押されている現状ですので、販路を日本に求めるというのは、必然の流れであり、韓国にとっては正しい選択であると思います。
日本が現在、ナスを輸入している国というのは韓国だけですが、その輸入量は、2013年(平成25年)で、約55.4トン、金額にして約1,503万円ということなので、日本全体のナス生産量25万トン前後からすると、まだまだ微々たるものではあります。
しかし、韓国の野菜輸出の動向は、今後も注視していく必要がありそうです。
■記事後記
お盆のナスの牛が韓国産だったりしたら、やはり抵抗感はあります。日本の文化ですから。祖霊ではなく、半島からの密航者を呼び寄せそうです。
こりあの食卓 (@aramitama660) | Twitter
(更新:2015.06.30) (更新:2015.07.01,06)
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