韓国農協がイオンでチャメ(韓国マクワウリ)をプロモーション!イオンは韓国に協力して韓国農産物の海外市場拡大を図る。
韓国の農協が、イオンと組んで、チャメ(韓国マクワウリ)を日本に売り込むべくプロモーションをしているという報道です。
どうも、記事を読んでいると、日本最大の規模を誇る「高級」販売店であるイオンなどで、「高級」果物として認知されるようにしたいらしいです。いろいろと認識がちがっているように思われてしかたがないのですが。
では、報道を紹介します。
写真:産地不詳
もっとも韓国的な味覚と言えるチャメ(韓国マクワウリ)で世界市場を攻略したい
チャメ、最も「韓国的な味」で世界市場を攻略
農協、20日間、日本全国80ヶ所のイオングループ売り場で韓国チャメの販促行事を進行 アップ・コリア upkorea.net 2016.06.02 11:23 URL略
(前略)
農協中央会(会長キム・ビョンウォン)と韓国チャメ生産者協議会(会長ぺ・スドン)は、日本のイオングループと協力して、5月31日から6月19日まで20日間、幕張メッセの売り場を皮切りに、日本全域80ヶ所のイオングループ売り場で、韓国チャメの消費拡大のための販促行事を開催する。農協とイオングループは、3年間継続して韓国チャメの共同販促活動を進行している。
イオングループは、大型ショッピングモール、小売店など500余りの店舗を保有している日本最大の流通企業で、香港、シンガポール、マレーシアなどにも高級売り場を運営している。農協と星州(ソンジュ)郡 *1
はNH貿易に星州マクワウリの輸出窓口を一本化して、海外市場の拡大を推進しており、去る5月25日には、星州郡とともにマレーシアイオングループの売り場で韓国チャメの販促行事を実施している。(中略)
農協は韓国チャメが日本の消費者に愛される高級農産物として位置づけられるように、今回のイオングループ売り場の販促行事を皮切りに、ユニー(UNY)グループ、さくらコマースなどの日本の高級売り場を中心に販促活動を継続する計画である。
(中略)
イ・サンウク代表理事は、31日、日本東京のイオングループ本社で、柴田イオントップバリュイオングループ社長と相互協力について論議する時間を通して、チャメ、パプリカ、ズッキーニなどの韓国の農産物販売拡大のために共に努力していくことにしており、持続可能な協力のために、来たる7月13日開催予定である農協輸出代表ブランドのエヌエッチ・ファーム(NH Farm)宣布式にイオングループを公式招請することにした。
日本で真桑瓜などの消費が衰退してメロンにとって替わられた経緯をもっとリサーチしたほうが良いのではないかと思います。
スイカなどの夏の果物として定着しているものを押しのけて、入り込んでいくのですから、並大抵のことではうまくいかないでしょう。
記事後記
日本は、マクワウリは、ホームセンターで種を売っているので、種を買ってきて庭先で育てたりするようなものですから、高級農産物の地位を獲得することはなかなか難しそうです。一般消費者が韓国や中国のフルーツをありがたがるかどうか。 韓国産食品ウォッチ!こりあの食卓 (@aramitama660) | Twitter
(記事更新 2016.06.10)
*1:大韓民国東部・慶尚北道の内陸にある郡