韓国産食品ウォッチ!こりあの食卓

キムチの国の食事情・・・韓国産食品の安全性と危険性を考える

1万4000トンのホヤを大量処分!韓国の水産物輸入規制で、宮城県産ホヤが危機的状態。

宮城県産の養殖ホヤが大量処分される見通しとなり、漁業関係者が苦しんでいます。

 

韓国の報道によると、日本国内のホヤ養殖施設が復旧し、生産量が大地震以前の水準を回復しているとのことですが、輸出がままならないようです。

 

しかし、一方では、韓国のホヤ生産者が、日本産ホヤの最近の輸入増加でこれまた大変な目にあっているといいます。

 

 

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ゆるキャラ「海の子 ホヤぼーや」(観光PRキャラクター)(気仙沼市公式サイト)

 

 

1万4000トンのホヤを大量処分

 

<養殖ホヤ>生産者 韓国の輸入再開切望 鮮魚店に並ぶ新鮮なホヤ=23日、石巻市内  2016年06月24日金曜日  河北新報  URL略

 独特の食味が特徴の宮城県産の養殖ホヤが大量処分される見通しとなった。宮城県内の生産者は落胆し、浜には危機感が広がる。韓国の一刻も早い輸入再開を切望している。
 県漁協志津川支所(南三陸町)ホヤ部会の渡辺長喜会長(70)は「東京電力から補償があっても先行きは不透明。輸入規制が続けばホヤ養殖をやめざるを得ない」と肩を落とす。
 東日本大震災後、部会員は2割増えた。地元の浜では高齢化が進む。養殖施設が流され、手間や費用がかかるカキ養殖より、ホヤ養殖に復興への望みを託した。渡辺会長は「いつも通り、買ってくれる人に水揚げする気持ちでやってほしい」と部員に奮起を促す。
 関係者によると、約1万4000トンの処分量の大半は石巻市と女川町のホヤが占める。県漁協女川町支所管内では約110人がホヤ養殖に携わる。管内の養殖漁業者の約6割に上る。ある業者は「生産者がつぶされる。一刻も早く輸入を再開してほしい」と訴える。
 気仙沼市のホヤ生産者は震災前から付き合いがある業者に3割安値で買い取られている。
(後略)

 


国内で跡形を消していた日本産ホヤ、再び輸入増える 자취 감췄던 일본산 멍게, 다시 수입 늘어
記事入力 2016-04-06 08:53 最終修正 2016-04-06 09:09  日本産、ホヤ、放射能 MBC NEWS  URL略 (原文:朝鮮語)

(前略)  
海洋水産部によると、年間7千余トンの水準だった日本産ホヤの輸入量は、東日本大地震を基点に10分の1程度に減少したが、昨年には2千6トンに反発しました。

                          
日本産水産物に対する不安感は相変わらずだが、ホヤは大部分、刺身屋で惣菜として消費されるので原産地に対する消費者の関心が高くない影響であると海水部は分析しています。

 

 

さらに、韓国の他の報道によると、安価な日本産ホヤの輸入が最近、再び増えて、統営など韓国南部のホヤ産地では出荷単価が急落、出荷停止を余儀なくされている現状とのことです。韓国国内産より形と香りが良く、しかも㎏当たり1000ウォン程度安く市場に供給されていて、苦戦しているそうです。

 

 

韓国の日本産ホヤ輸入量(海洋水産部水産情報ポータル)

 

韓国の日本産ホヤ輸入量(海洋水産部水産情報ポータル)

2010年 7,042t
2011年  989t
2012年  706t
2013年  629t
2014年    1,500t
2015年 2,609t

 

参考記事:国内で跡形消していた日本産ホヤ、再び輸入活発 국내서 자취 감췄던 일본산 멍게, 다시 수입 활발
送稿時間| 2016/04/06 06:04  聯合ニュース URL略

 

*報道によって数値が違っています。

 

 

(記事更新 2016.06.28)