韓国産食品ウォッチ!こりあの食卓

キムチの国の食事情・・・韓国産食品の安全性と危険性を考える

ヒト糞便汚染の韓国産牡蠣(2012年)は過去のこと。清浄海域となり、今やカキ輸出は絶好調。

韓国南部の統営(トンヨン)市が、造船不況と、さらに、糞便汚染によるカキが発見され米国から禁輸措置を受けるという事件とから立ち直り、見ちがえるようなすばらしい観光地となったという報道です。

 

国内マスメディアではほとんど一切報道されなかったにも関わらず、日本人に強烈なインパクトを与えた、韓国産カキのヒト糞便汚染騒動でした(2012年)。その当時のことが記憶にあるかたも多いでしょう。

 

それまでも印象の良くなかった韓国産食品に、とどめをさしたような事件でしたが、さて、その後、どうなったでしょうか。

 

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韓国産カキの糞便汚染(2012年)から4年目

 

「造船業没落」から観光業で復活した統営市(1)(2)
2016年05月19日11時22分 24分  中央日報 日本語版
japanese.joins.com/article/883/215883.html   /884/215884.html

さらに米食品医薬品局(FDA)が2012年、韓国産貝類の輸入を中断すると、代表的な輸出品のカキの輸出も難しくなった。地域経済は破綻直前に追い込まれた。

 水産業回復作戦も並行した。トイレの設置など海岸浄化作業を始めた。船員を対象にした教育も行った。米国のホワイトハウスと農務省を訪問し、水産物試食行事も開いた。このおかげで統営沖は清浄海域を意味する「FDA指定海域」と認められ、カキの輸出も2013年の4800トンから昨年は7500トンに増えた。

 

2010-2012年に造船業従事者およそ6,000人が失業するといった造船業の沈滞や、アメリカが韓国産貝類の輸入を停止したことで、統営市の地域経済は、一時は破綻直前に追い込まれていたということです。

 

しかし、観光業への速やかな産業転換が成功したことで、今や観光客が年間660万も訪れる観光都市になったそうです。


大韓民国の総人口は5000万人ですから、人口比を考えると、観光客誘致に大成功しているということが分かります。


朝鮮半島南岸ですので、大小の島々も多く風光明媚と言えるのでしょう。李舜臣公園というところまであるそうです。

そして、カキ養殖業も見事に主力産業として復活しています。日本のカキ養殖業からすれば脅威ですが…。
そう言えば、数年前に、水質保全のために「水上トイレ」を洋上に設置したという報道がありました。

 

 

以上

 

(2016.06.07 更新 )