韓国産食品ウォッチ!こりあの食卓

キムチの国の食事情・・・韓国産食品の安全性と危険性を考える

【韓国MERS中東呼吸器症候群】日本がマーズを原因にして韓国産パプリカの輸入を制限しているので、韓国は困っている(という現地報道)

韓国の農漁業専門メディアの報道によると、中東呼吸器症候群マーズの影響で、韓国から日本への韓国産パプリカの輸出が滞り、関係者が困っているということです。

 

日本のせいで、韓国国内のパプリカは卸売り価格が低迷している

日本国内でそういった対応が取られているとは、寡聞にして知りませんが、事実関係はどうなっているのでしょうか。

おそらくそういう措置は取られていないと思うのですが・・・。日本は韓国への渡航制限すらしていないくらいですから。

 

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これは、もしかすると、日本の一般消費者が、マーズが流行している韓国で生産されたパプリカを嫌って、小売店で売れなくなっているということがあって、その影響が出ているということなのかもしれません。

たしかに、パプリカは、加熱調理をすることもありますが、マリネにするにせよサラダにするにせよ、高熱を加えなかったり生食したりすることが多いです。

ですから、消費者として「不安だ」「危険な気がする」という感情がぬぐいきれないということは、考えられることです。

 

 

韓国農漁民新聞
[品目フォーカス/パプリカ] マーズ、日本輸出がとどこおり、「弱保ち合い

[품목포커스/파프리카] 메르스로 일본수출 막혀 ‘약보합’ - 한국농어민신문

[2732号] 承認 2015.06.26   (原文:韓国語)

 (中略)
中東呼吸器症候群(マーズ)の余波などで、日本輸出の道が滞り、パプリカ相場が沈滞している。

去る22日、可楽(カラク)市場*1で黄パプリカ平均上場競落価は、5kg基準1万3011ウォンで、最近になって1万ウォン前半台の弱い勢いが続いている。平年の今頃の相場は、2万ウォン前後。赤パプリカも、22日、1万2100ウォンを記録するなど弱保ち合いの情勢を形成中である。

先月末、2万ウォン重厚反対を維持して、比較的良好であったパプリカ相場は、日本輸出の道がマーズの影響などで滞りもたついている。日本がマーズを理由に挙げ自国内の輸入分をさえぎっていて、この分が卸売市場など内需に入ってきて、相場が沈んでいる。

ただし、今月末から晋州(チンジュ)など南部圏の物量が終わりとなり、量が今よりは減りそうで、現在の弱い勢いは少しは回復できるものと思われる。 さらにまた、マーズの余波が静まれば、輸出の道もまた回復できて、相場もまた反発しうるという展望も出ている。
(後略)

 

 

本来であれば、日本に輸出されるはずのパプリカが韓国国内の卸売り市場に流入し、大幅に値崩れを起こしているということです。すべては、MERS拡散を防ぎきれなかった韓国の杜撰さに責があると思います。

なお、韓国のパプリカ生産者には、日本以外にも販路を拡大しようという動きも見られます。

 

■記事後記

日付が変わらないうちにいちおうアップして、その後、記事を修正・追加するパターンが多くなっています。ほんとうは、一回で仕上げたいのですが。深夜にご覧いただいたかたは、申し訳ありませんが、ご承知おきくだされば幸いです。mul-ryang(物量)という言葉の翻訳が面倒でした。ご覧くださってありがとうございました。

 

(更新:2015.06.29) (更新:2015.07.06)

 

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*1:可楽(カラク)市場 = 可楽洞農水産物総合卸売市場。韓国最大規模の卸売総合市場である。